院長紹介
院長プロフィール
院長:重住 大乗
経歴
1996年3月 | 福岡歯科大学 歯学部卒業 |
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1996年4月 | 歯科医師国家試験合格 重住歯科医院(北九州市八幡東区)、緑風会 八幡大蔵病院 歯科、つの歯科医院を経て |
1999年 | しげずみ歯科医院開業 |
資格・所属学会
- 臨床研修指導歯科医
- 日本抗加齢医学会 認定専門医
- 日本歯科東洋医学会 認定医 常任理事
- 日本老年歯科医学会
- 分子栄養療法研究会 認定医
- 点滴療法研究会(高濃度ビタミンC、マイヤーズ、キレーション) 認定医
- TAO東洋医学研究会
- 北九州訪問歯科研究会
- EBAC口臭治療 認定医
院長インタビュー
ワイヤー矯正での患者様の
不満点が解消できる方法
目立ちにくく、
痛み・違和感の少ない装置です
インビザラインにどんな印象をお持ちですか?
他のマウスピース型矯正装置には「何となく歯が動く」というイメージがあるのですが、インビザラインには特殊な装置などもあり、ワイヤー矯正に近い動きをしてくれると思っています。
色々調べてみると、アメリカやヨーロッパではスタンダードな矯正方法になっているようです。
インビザラインを導入したきっかけは?
患者様からのご要望です。「マウスピース矯正をやっていないのですか?」とよく問い合わせがあったのが大きいです。
インビザラインには、ワイヤー矯正を行った時の患者様の不満点、「装置で唇が痛い」「刺さる」「調整直後が痛い」などをカバーしてくれる特徴があり、これらの問題点が解消できます。
従来の装置と違いほとんど目立ちませんし、装着時の痛みも少ないです。
「違和感ゼロ」とまでは言いませんが、かなり少ないです。
「痛みが少ない」というのは、具体的にどのくらいのものなのでしょうか?
私の妻がインビザラインを受けたのですが、2日くらいで馴染みました。
装着直後も、「痛い」というよりは「違和感がある」という感じのようです。
マウスピースを1週間に1回交換していきますが、最初の交換の時ですでに、最初の装着直後より違和感が少なかったようです。
治療開始後、5週目くらいで歯を保持するためのアタッチメントを取り付けるのですが、その時にまた違和感が強まるものの、それも取り付け直後だけのことみたいです。
ちなみに、子供がワイヤー矯正を受けたのですが、最初は痛みで泣いてしまっていました。
インビザラインでは、そういうことがほとんどないのが魅力です。
※治療による痛み・違和感の感じ方には個人差があります
矯正治療を行う時、院長が大切に考えていることは?
きちんと裏づけのある診断を行うことです。
インビザラインは治療成果が安定していて、誰がやってもある程度の結果が導き出せますが、診断が間違っていると誤った方向に治療が進んでしまいます。
“どんなドクターがやっても品質が一定”だからこそ、事前の診断が大事で、当院では矯正専門医と連携して診断を行っています。
光学3Dカメラ(iTero)を導入
歯型取りの時の負担が
大幅に抑えられます
インビザラインを含めて、矯正装置の種類を教えていただけますか?
現在、成人矯正ではインビザラインのみを使用していて、マウスピース型矯正装置に特化した治療を行っています。
小児矯正では、Ⅰ期治療で主にプレオルソ、Ⅱ期治療でインビザラインを使用しているという体制です。
ただ、当院だけでは対応するのが難しいケースもありますので、そうした難症例では専門機関をご紹介しています。
矯正治療のために導入している機器は?
光学3Dカメラ(iTero)です。
その場で簡易的な診断が可能で、おおよその歯の動きをシミュレーションすることができます。
そして印象材を使った歯型取りが不要なので、嘔吐反射が強い方や、歯型取りの際の息苦しさが不安な方も安心です。
また、iTeroで虫歯や歯周病を発見することも可能です。
当院が導入している上位機種のiTeroは、レントゲンほどの精度はないものの、歯と歯の間の虫歯のありそうなところがチェックできます。
それで「怪しいな」と思った時は、レントゲン検査を行って診断します。
その他、「お口全体をチェックしてください」という患者様がいらっしゃったとして、iTeroで診ることで歯茎や歯並びの異変に患者様が気づけるようにもなります。
iTeroは歯科医師にとっての“説明のツール”というだけでなく、患者様にとっての“気づきのツール”でもあるのです。
現在、北九州の歯科医院でiTeroを入れているところはあまりないと思います。
iTeroはそんなに負担なく歯型取りできるものなのですか?
3Dカメラをお口の一番奥に入れる時は少し我慢していただくこともありますが、嘔吐反射が強い方にとってはかなり楽だと思います。
どこまで撮影するかによっても患者様への負担は変わり、インビザラインの場合、フルで撮影しなければいけないので、ある程度の負担は生じることになります。
それでも、印象材を使った歯型取りと比べるとかなり楽です。
これが詰め物の場合、噛み合わせのところだけを撮影すればいいので、より楽に歯型取りできるようになります。
プレオルソ・Vキッズなど
お子様への矯正治療にも対応
小さなお子様への矯正も行われているのですね?
3~5歳くらいのお子様を対象に、オーダーメイドのマウスピース(Vキッズ)を使った顎の成長促進を行っています。
顎位が上がり、口腔内が広がる効果が期待できます。
わかりやすく言うと、「口の中を広くする」ような感じです。
小児矯正で使用するプレオルソとの違いは?
Vキッズはプレオルソと違い、「治療の結果、お口の中が広がる」という効果を目指しています。
顎にマウスピースが入ると、顎と顎の距離が広がり、口の中が広くなります。
広くなった状態で歯が並んでくると息がしやすくなる、舌が正しい位置に収まる、噛み合わせが良好な状態となるという効果が得られるというわけです。
これに対してプレオルソは、顎の骨を軟化させて、歯を動かしたりします。
プレオルソの方がより機能的と言えます。
Vキッズは自然な形で広げていくという感じでしょうか。
プレオルソとVキッズの使い分けは?
年齢が1つのポイントで、3~5歳のお子様にはVキッズ、それ以降ではプレオルソというような使い分けをしています。
矯正治療は“一生ものの治療”
お口に様々な良い影響を
もたらしてくれるものです
最後に、矯正治療を検討中の方へメッセージをお願いします
矯正治療には費用がかかりますが、歯並びの問題に気づき、そのリスク(虫歯、歯周病、口呼吸、自律神経の乱れなど)を理解していただいて、治療を受けることは患者様にとって大きなメリットとなるはずです。
金額だけを見ると「高い」と思われるかもしれませんが、長い期間かけて行う治療ですし、その後、お口にもたらされる良い影響のことを思うと、それだけの金額を費やす価値のある治療だと思います。
「この先の一生のために受ける治療」とお考えになられて、矯正治療をご検討いただければと思います。